かねてより病気療養中でありました薬丸自顕流顕彰会理事・和田博温師範が10月7日薬石効なく永眠いたしました。
誠に痛惜に堪えません。
和田師範は10代であった昭和40年代より故奥田真夫師範ならびに薬丸康夫宗家に師事し薬丸自顕流を修めてこられました。
平成16年には薬丸自顕流顕彰会東京道場を開設。多くの門人を指導するとともに理事として会の運営にもあたるなど、薬丸自顕流の興隆についての貢献は多大なるものがあります。
薩摩を愛し、薬丸流を愛し、焼酎を愛した和田師範。その温厚にして篤実な人柄に惹かれ、また熱のこもった稽古指導に薫陶を受けた門人は少なくありません。
当会にとりましても流派にとりましても和田師範を喪ったことは惜しみて余りあります。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。